『更級日記』の授業と柳宗元の「捕蛇者説」の授業

 2組、10組、7組での授業。2組は「更級日記」を終え、漢文に入った。10組と7組は「更級日記」のクライマックスの部分である。
 漢文では、まず古文復興運動を丁寧に説明する。何しろ中国の文学史はあまりにイメージを持ちにくい。日本古典はもちろん、近代文学であっても文学史はなお理解が浅い、況わんや中国文学史をや、である。教科書にはいつも李白四六駢儷文である「春夜宴桃李園序」が載っているが、教材として扱ったことはない。それはもったいないと思い、この文章の文字数を数えさせて、四六駢儷文の実際を実感させようとした。本当は教材として扱うべきなのにね。
 古文は『更級日記』の「源氏の五十余巻」を訳し続け、説明を加えていく。2つのクラスとも順調に進んでいっている。
 さて、来週は図書館協議会の研究会がある。一大イベントだが、果たしてどうなることやら。楽しみでもある。