敬語の確認も終わった

 7組での授業。古典3クラスの最後の授業である。「二月つごもりごろに」についての補足説明をし、その後で「中納言参りたまひて」の音読を行う。
 そして、プリントを使って敬語17箇所について、「敬語の種類」「本動詞・補助動詞の区別(本動詞なら元の動詞も指摘する)」「誰から誰への敬意か」を確認する。そのために、本文に出てくる登場人物を確認する。実は、敬語によって登場人物を特定することができるのだ。経緯の程度の違いから、文中に書かれている3人の他に中宮定子と清少納言の同僚の女房たちが出て来ることを指摘する。これが敬語の威力だね。主語を明らかに示さなくても主語が分かる。本当に日本語は人と人との関係の表現に意を尽くす言語である。
 それを確認した後で、生徒に時間を与えて17箇所の敬語を説明させる。その後に指名して全員で確認していく。7組は理系クラスなのだが、そのせいだろうか、他の2クラスよりは間違いが少し多かったようだ。でも、みんなで確認できたので、良かったのではないかな。
 さて、これですべての試験範囲は終わった。明日からは前期中間考査である。生徒はどんなパフォーマンスを発揮してくれるか、楽しみだ。