枕草子の授業も進む

 7組と2組での授業。7組は「二月つごもりごろに」の最後の部分を口語訳し、清少納言が返歌をした際の心情とそれに対する評価、その理由などについて確認していく。
 最近の古典の授業では、文法的な質問にしろ、内容理解の質問にしろ、隣同士で意見を交換するように促してから生徒を指名している。文法的質問の場合は生徒各自の理解の確認になるし、内容理解の場合は文脈をたどり直すことが他人の意見を通してできることになる。幸い、どのクラスでもこれをやると活発に意見を交換してくれて、助かる。
 今日も清少納言が返歌を「ふるえふるえして書き」という件で、何故そんなに震えていたのかを確認させたし、また、「左兵衛督の中将におはせし、」の解釈についても隣同士で確認させた。なかなか良い方法である。
 2組では「中納言参りたまひて」の口語訳を行った。まずは前回の授業で確認した敬語を種類別に色分けして各自で写してきた本文に塗らせ、補助動詞の場合の訳し方を確認し、あとは一気に訳させていった。敬語がクリアできれば、後はいくつかの古語単語と文法事項の確認をすれば、この文章の場合は比較的容易に口語訳できる。
 2組の場合は、何とか時間内に口語訳を終えることができた。最後はプリントで確認をさせて、終わり。このクラスは試験前は最後の授業であった。
 それらの後、今日は県庁にお届け物をする仕事などがあった。やれやれ、時間がいくらあっても足りないよ。