「山月記」のまとめの授業その2+評論の授業
9組と5組での授業。9組では「山月記」のまとめを、5組でやったのと同じようにグループで話し合わせてまとめさせた。
やり方は5組と同じ。
- 李徴について批判の立場、弁護の立場から根拠を踏まえつつアイディアを出す
- 3〜5人のグループになり、その中でお互いのアイディアを出し合って、グループとして李徴を批判するか弁護するか決定する
- その話し合いを踏まえて、自分自身の評価をする
- アンケートに回答させる
以上の流れで行った。本当は李徴に対する批判と弁護を行わせることに妥当性があるのかどうか吟味すべきところだろう。だが、今回はこうした授業は読みの交流を行わせるための仕掛けであり、私の関心は生徒がどのような交流を行うのか、という点にある。そして、その実態から、次は授業改善を行おう、という予定である。
生徒はここでも熱心に話し合ってくれた。これでデータは出そろったと言える。後は、これをどう分析するかだね。
5組では鷲田清一の「間が取れない」の2時間目である。第1段の後半と第2段の冒頭を解説し、少しだけ発問しながら進めた。