『獣の奏者 闘蛇編』

獣の奏者 I 闘蛇編

獣の奏者 I 闘蛇編

 何とこの本を読むのは3回目。NHKで「獣の奏者エリン」の再々放送をしており、その録画に失敗したことをきっかけに、三度この本を手に取った。
 いやぁ、やはり素晴らしい物語だ。息咳つかせずにどんどんと読ませる。ものの2日間で読み終えてしまった。おかげで翌朝は寝坊したが。
 エリンの母との別れ、蜜蜂の不思議な仕組み、ジョウンとの別れ、エサルとの出会い、それぞれの場面で揺れ動き、成長するエリンの心が今回は印象的である。いや、本当にこれは素晴らしい作品だ。