『奇跡のリンゴ』

奇跡のリンゴ―「絶対不可能」を覆した農家・木村秋則の記録

　何とこの本は学年文庫に入っていた本である。私は選んでいないから、これはどなたか同僚が寄贈してくれた本であろう。所々にべっとりのマーカーで線が引いてあった。でも、この本を寄贈してくれたことを感謝する。前から読んでみたいと思っていた本なのだ。
　無農薬リンゴを成功させるまでの苦労の記録である。ライターによる脚色が少々芝居がかって気にくわないが、それを読み飛ばせば、木村秋則さんの苦労と発見とが非常に興味深い本である。
　リンゴの木も生命の一つであり、雑草も虫たちも生態系の一つである。この発見は、学習における集団の意味にも通じるかもしれないなぁ。