学年集会、そして授業開始

 すぐに学校に戻ったところ、すでに学年集会が始まっていた。私はここで「朝の読書」を今年も継続実施することを生徒に説明しなければならない。いやはや、結構ぎりぎりセーフであった。「朝の読書」について3月にアンケートをとったところ、生徒はその効果を認めているものの、継続実施については賛否両論で、賛成反対の割合が半々であった。生徒はそれほどに「朝の読書」をあまり続けたいとは思っていないらしい。しかし、「良いもの」と分かり切っているものを続けるのは教育活動上当然のことである。教育活動とは意図的なものだ。社会集団の要請に応じて、意図的・意識的になされるのが教育活動である。読書とて例外ではない。事実、意図的にし向けてきたからこそ、我々は読書するという習慣を手に入れることができたのだ。そこで、生徒に対して読書の重要さ、必要性を訴え、「朝の読書」を継続することを宣言した。幸い、今年度は新1年生も実施してくれる。1、2年生が実施してくれれば、雰囲気はだいぶ変わってくるだろう。
 その後、授業が開始された。私は今年は副任なので、授業を比較的多く持つ。今日は2組の古典が行われた。最初の時間だし、生徒の数人が部活動紹介で公欠のため、授業は教材に入っていかずに、「古典を学ぶこと」について生徒にいろいろと考えさせた。また、副教材の扱いについて説明をし、今年1年の学習計画について話をした。これで1時間かかるとは思っていなかったが、あっという間だったなぁ。早速居眠りし始めていた者もいた。今年はこれを厳しく取り締まりたいね。私は決して居眠りして済むような授業は行っていないつもりだから。
 このクラスは明日も授業がある。いよいよ今年度が動き出していく。