今年度最後の授業

 今日は今年度最後の授業であった。3組と9組の現代文である。特編期間に入ってからは、現代文は読書レポートを書かせている。今日はこの2クラスで書いてきた読書レポートを交流させた。しかも、たまたまではあるが、他のクラスと混合で、図書館で行った。
 前時で読書レポートを書かせている。書ききれなかった者は宿題とした。大半の生徒は時間内に書いて提出していった。それを生徒に戻した後、同じ本を読んだ者同士でグループを組ませ、お互いの読書レポートを交換し、それにコメントをつけさせた。今回は、励ましのコメントだけでなく、批判的なコメントもどしどしつけるようにと伝えた。前回はインターネット上で行わせたので、批判的なコメントが中傷に受け止められかねないと考え、励ましのコメントのみに限定した。しかし今回は相手の顔が見える状態である。そこで、批判的コメントも奨励した。それらをしばらく行わせた後で、コメントを読んで自分の考えをまとめるようにと指示した。
 生徒は一生懸命取り組んでくれた。やって良かったなと思う。ただ、本校の65分授業ではちょっと時間を持て余してしまう感じだった。コメントを3人分もらえるようにワークシートは作っておいたが、3人だけでなくもっと多くの人からコメントをもらうよう指示し、そのためのワークシートも用意した。生徒は3〜6人くらいからコメントをもらっていたようだ。しかし、それでも彼らは時間を持て余した。コメント自体が数行程度の長さだし、考えをまとめさせる欄も5行程度のスペースしか取れなかったからだ。ここはもっと分量を多く要求するか、コメントを参照にレポート自体を書き直すかの活動を設定する必要があるのだろうな。
 ともあれ、これで今年の読書レポートは終わった。今回もアンケートをとっているので、分析できそうだ。