「好奇心」の授業

 6組での授業。先日の授業参観以来の授業である。あの時は授業参観だったせいか、時間は短かったのに生徒は非常に積極的に動いてくれたのだなぁ。まだプリントをまとめ切れていないと思って、まとめる時間を最初に取ったのだが、生徒の半数以上はもう十分にまとめ終えていたようだ。私の頭の方がまとまり切れていないくらいだった。
 今日はそうしてまとめた内容を発表してもらい、検討を加える時間である。とはいえ、生徒同士の議論が行われるわけではない。できれば生徒同士が議論して欲しいのだが、それを起こすためにはまだまだ工夫が必要だろう。今日は単純に生徒をランダムに指名し、その回答を黒板にメモしながら私がまとめ、さらに解説を加えていく、という手法を取った。意外に時間がかかったね。全体の半分くらいを終えただろうか。
 もっと現代文の時間が欲しいなぁ。せめて毎週2コマくらいは欲しい。週あたり2コマか1コマの間隔だと前回の内容を綺麗さっぱり忘れてしまう。このままでは毎回の授業を1回完結方式でモジュール化していく必要がある。しかし、そんなことでは授業計画が立てられない。ライティング・ワークショップでは、「週3回をライティング・ワークショップに当てられなければ、やる価値がない」とまで言われている。これは50分単位時間の話だろうが、それでも複数回の現代文の授業が週の中に設定されていてこそ、である。今のカリキュラムでは現代文に割り当てられている時間が少なすぎる。
 「現代文は日本語なんだから、普段の言語生活で十分」と考えているのなら、全くの認識不足である。