万年筆を準備して……

 昨日、指導要録をほんの少しだけ書き始めた。といっても、学校長と私の氏名のはんこを押しただけだが。3年生は生徒一人一人の所見などは既に原稿ができているため書きやすいが、それでも書かなければならない項目は多く、大変である。
 例年私は指導要録を書く筆記具をいろいろと変えてきた。ほとんどの時は「デスクペン」を使っている。細長い万年筆である。これは結構好きなのだが、ペン先が固いせいなのか、手や腕が疲れてくる。昨年はボールペンを試してみた。ボールペンは扱いやすく、なかなかよろしい。しかし、私は筆圧が高いせいなのか、かなり手や腕が疲れる。
 そこで、今年は自分の持っているパイロットの万年筆を試してみようと考えている。これは軸が太めで、何よりペン先にある程度の柔らかさがある。これを使うことで、少しは手腕の痛みを押さえることができるかなぁ。心配なのは、デスクペンより文字の幅が広いことである。購入した時は、多分「細字」を買ったはずなのだが、試し書きの字を見てみると1mmくらいの幅がある。さて、これで細かい字が書けるだろうか。
 私は万年筆には青のインクを使うのが好きなので、この万年筆にも青インクが入っていた。これを黒インクに入れ替えるため、ほとんど1日かけてペン先を洗浄した。さあ、準備は整ったし、時間はまあまああるし、指導要録書きに邁進するぞ。と思うのだが、仕事量を思うとなかなか体が動かない。やれやれ、である。