明日から国公立大前期試験

 明日は前期試験が始まる。大半の3年生は試験会場である各自の志望大学のある地へと出かけていった。今日、現地入りして、明日受験する、という日程の者がほとんどだろう。したがって、地元の大学を受験する者以外はほとんど今日は移動していることになる。事実、今日は我々のところに質問に来る生徒がほとんどいなかった。図書館の閲覧室は自習室と同義語なのだが、毎日ほとんどの席が埋まっていたのだが、さすがに今日は生徒の姿がまばらである。生徒にとっては正念場の時だろうが、3年生担当者にとっては静かな1日である。
 私はといえば、相変わらずたまりまくっていた仕事を少しずつ切り崩すようにして消化している。今年もまた、自分のクラスの卒業文集を作ろうとしている。今日はそこに載せる「リレー物語」をワープロ打ちしたり、担任の言葉を書いたりしていた。その間に、会議をこなしたり、いくつかの仕事をする。
 年度替わりのためか、IT機器に関する要望がほぼ聞き届けられ、図書館に生徒閲覧用のコンピュータが1台入ることになった。今日はそのセッティングをした。貸し出しカウンターの上にコンピュータを置き、現在鋭意作成中の所蔵図書データベースを閲覧するためのものとして、また生徒が調べもののためにインターネットを見るためのものとして、このコンピュータを使おうと考えている。そのための環境設定がなかなか難しい問題である。何しろデータベースはまだまだ作成途上にあるから、本格利用は当分お預けであろう。
 少しずつ、新しい年度に向けての準備が動き出している。2月末、3月というのは慌ただしくも寂しい季節である。生徒も慌ただしい毎日を送っていることだろうし、私も毎日が慌ただしい。こうして、古い年度は静かに過ぎようとし、新しい年度の足音が聞こえてくる。