特編C11日目

 今日は評論の問題を取り上げる。これで3回目になる。評論・古文・小説・漢文という順番で問題を取り上げていき、昨日で2周目が終わった。今週は残りで3周目に入っていく。とはいえ、毎回2つの問題を持っていくので、生徒は合計で24題の問題に触れることになる。まあ、2題持っていっても一度に両方とも解くことはできないから、正味15題程度だろうか。それでもこの3週間で15題くらいの問題を解くというのは、いい経験である。その全てが入試問題過去問か模擬試験の過去問だ。非常に実践的である、と言っていいだろう。
 今日も模擬試験の過去問と大阪大の過去問とを持っていく。しかし、この模試の過去問が恐ろしく難解であった。というか、これはちょっと文章の切り取り方に問題があるのではないだろうか。問題として切り取られた部分の前の部分がないと、この問題の部分に何故にこんな話題が出てくるのか、ということがどうにもわかりにくい。そして、それはとうてい類推程度では計り知ることのできないものなのだ。うーむ、本当にこの問題には参った。これを解釈するのに昨日家に帰ってからの大半の時間を使った。それでもまだ完全に理解し得たとは言えない。私の頭が弱いのかなぁ。
 その問題の解き方を生徒に教えようというのだから、もう今日の講習は死に物狂いだった。というより、今までのように解答を導き出すための考え方を説明するのではなく、文章構造について説明するだけにした。まあ、この問題は文章構造を何とか捉えることができれば、解答することもできるような問題ではあったが。いやはや、今日は疲れた。
 特編Cも残り少ないね。今日は生徒も出席者が少なかった。7名であった。難関私立大の受験に行ってしまっているのだろう。そもそも少ない受講生のクラスだったが、それでもこの7名はほとんどが毎日休むことなく出席し続け、問題を解き続けていた者たちばかりだ。彼らには何とか上手く行って欲しいなぁ、と強く願う。