『天と地の守り人』第一部 ロタ王国編

軽装版 天と地の守り人<第1部>ロタ王国編 (軽装版 偕成社ポッシュ)

軽装版 天と地の守り人<第1部>ロタ王国編 (軽装版 偕成社ポッシュ)

 第7作目の『蒼路の旅人』を読み終えてから3時間。何と、次の『天と地の守り人』第1部を読み終えてしまった。いやぁ、我ながらびっくりした。
 これは第8作目。前作でロタ王国を目指して海を泳いでいったチャグム皇太子をバルサは追いかける。そして、チャグムがたどり着いたスーアン大領主の館での闘いや、ヒュウゴとの出会い、カシャル(猟犬)の女頭領の家に案内され、チャグムが無事イーサム殿下のもとへたどり着いていることを知り、いったんはチャグム追跡の旅を終えようとする。しかし、刺客が放たれていることを知って再び彼を追い、イーサム殿下のもとまでたどり着いて、さらにチャグムがカンバル王国へ出発したことを知ってその後を追う。そして、刺客との死闘の末、ついにチャグムと再開するのだ。そして、これからはチャグムとともにカンバル王国へ旅立とうとする。
 ここまで一気に読み進めてしまった。なかなか本を置くことができなかった。物語がどんどん加速し、バルサの行く先々でチャグムが先に出立をし、また次第にチャグムに危機が迫っていることを感じさせられて、いても立ってもいられないような状態であった。読み終えて、バルサが無事チャグムと再開することができて、ほっとした。
 いやはや、1冊の本をここまで集中して読んだのは久しぶりだ。本当は生徒の持ってきた問題の添削をしなければならなかったのだが……、まあ、いいか。