特編B5日目

 今日は評論の問題である。北海道大学の問題だ。今週1週間は評論と古文の問題を交互に解く予定である。
 評論の問題はさすがにしっかりしている。今回の特編では旺文社と学燈社の解答例を紹介して、使用している教材の解答例と比較させている。記述式の問題は解答の一言一句が重要なのではなく、押さえるべきポイントをおさえ、それを適切な日本語でつないでいくことが必要なことを生徒に理解させたいからだ。そうした他の解答例を見ていると、良くできた問題というのはおのずから解答に含めるべきポイントがちゃんと絞られてくることがよく分かる。解答の言葉遣いはいろいろあっても、要は言いたいことはみな同じになるのだ。
 今回の北海道大学の問題も、そういう意味ではいい問題だった。3社の解答例にほとんどブレがない。若干ブレた所は私が解説をしておいた。そのせいか、解説を終えた後、10分ほど時間が余ってしまった。これは良くなかったね。生徒は勉強ができるのだから、特に構わないだろうけれどね。