特編B4日目

 今日は小説の問題を取り上げる。筑波大学の問題で、「かさぶたまぶた」という小説だ。
 今回の問題は設問においても、解答においても、そんなに問題はない。解答には100字やら140字やらを要求されるので、解答の骨格を確定しつつ、どの要素を使ってどのように肉付けをしていくか、という点に留意すべきである。その点を話し、解答の骨格としてどのようなポイントが必要かを解説においては確認する。100字前後の解答を書くためには、このように解答の骨格を確認しておかないと、必要なポイントを見落とすことが良くある。そして、1つのポイントを不必要に肉付けして要求字数を満たそうとしてしまうのだ。1つのポイントは概ね20〜30字程度である。100字という字数制限があれば、それは3〜4ポイントを含めよということを暗に要求している。そうしたことに意識的でありつつ、問題は解かなければならない。
 記述式問題を解くには、身につけておくべき能力・技術があるということに、今回気づきつつある。これはなかなか面白いテーマだ。