クリスマスのお父さん

 私はクリスチャンだが、クリスマスはそんなに重要視していない。何しろ聖書にはイエスさまの誕生日が今日だとはどこにも書いていない。そもそも、このクリスマスがこの時期になったというのは、キリスト教がヨーロッパへと広がっていった際に、異教徒の冬至の祭りを取り入れた結果であったはずである。そのような源を持っているこの行事に、私が喜んで乗っかるはずはない。
 まあそれでも、子どもはクリスマスを楽しみにしているからね。お父さんとしては何とか頑張ろうとするわけだ。今年は子どもたちへのプレゼントを準備する時間がなかなか取れず、妻がいろいろと工夫をして用意してくれた物のみにする。ところがこれが2つしかなかったのだね。我が家の子どもたちは3人。しかし、プレゼントは2つ。そこで、サンタさんからの手紙を作るよう、妻から夫へと厳命が下った。「これは3人みんなで仲良く使うように」という内容の手紙である。
 そこで昨夜は、講習の解説プリントを真夜中に作った後で、サンタさんからの手紙を作りましたよ。しかも英文で。インターネットでサンタクロースからの手紙を発行している期間があることを調べ、そのサイトから手紙の形式やらを参考にして手紙を作った。そして、2つのプレゼントと共に、その英文の手紙を置いておいた。
 今朝は、妻と子どもたちがその英文を何とか訳そうと四苦八苦していた。まあ、妻がほとんど辞書を調べて、長男に意味を書かせていたのだけれどね。そうやって、みんなで一緒に遊ぶように、というメッセージが子どもたちに知らされた。
 さて、夕方に私が帰ってみると、そのプレゼントたちはどこかへ消えていた。特にメインの物(地球儀だったんです)がどこへ行ってしまったのだろう。あれは実は長男がほしがっていた物で……、まさか長男の机の所にあるんじゃないだろうなぁ。
 上教大の水落先生のお家では、家族同士でプレゼントを贈りあうのだそうな。1,000円ずつのプレゼントを親も子どもも用意して、お互いに贈りあうらしい。そういうのって良いね。