冬季講習2日目

 講習が始まると、3年前にやっていた講習の自作プリントがどんなものだったか、良く確認する。3年前は本当にこまめにプリントを作っていた。あの頃の情熱が、今は少し冷めてしまったのかな。それとも、生徒の様子が変わったのかな。今年は、昨日のように配布プリントは自作ではなく、参考になりそうな資料をコピーしようと思っていた。しかし、3年前のプリントを見て、やはりそれではいかん! と思い立ち、問題の解説プリントを昨日の深夜に作り出した。今日はそれを使って解説をする。でも、今日扱った小説・古文の分野のうち、古文だけのプリントだけれどね。
 今回の問題はなかなか難しいものだった。本文の読解がなかなか簡単にはいかない。現古異義語が駆使されていて、それもあまりメジャーなものではない語である。文章の意味を取るのに苦労した。それでも私自身が解いていた時は、この文章はこうしたフレームを持っていて、こうしたストーリー展開をするはずだ、という先読みを推し進めて選択肢を選んでいき、何とか事なきを得た。しかし、これは生徒には難しいだろうなぁ。やはり解説プリントを作って正解だった。
 こうしたセンター形式の問題を解き続けていると、生徒の中には次第に得点が下がってくる者が出始める。最初は快調な高得点をマークするのだが、今くらいになると半分程度に下がってしまう。うーむ、何故なんだろうね。私などは得点率はほぼ安定しているけれどね。「慣れ」が生み出す、自己過信による読みの甘さのせいなのだろうか? 思いつく原因としてはそれくらいしかないが。