『闇の守り人』

闇の守り人 (新潮文庫)

闇の守り人 (新潮文庫)

 「守り人」シリーズ第2作である。第1作を読み終えてからすぐにこの本を手に取り、どんどん読み進めていた。昨日などは、この本を読んでいたことを妻に文句を言われたくらいである(まあ、私が悪いんですけれどね……)。
 女用心棒バルサのいわば過去との対決の物語である。しかしそれにしても、1つ1つの物語世界の作り込みの深さは大したものである。異世界を何の苦もなく想像させ、共にその時空間へ飛び込むことができる。その中でのバルサの危機と活躍、そして意外なストーリーの展開。人気シリーズになるわけだ。実に面白い。
 早速次の第3作へと私の読書は進んでいきます。これは、しばらくは楽しめるな。