特編A10日目

 今日も新潟市は雪! 同僚が「この降り方は魚沼にいた頃を思い出す」と言っていたが、確かに魚沼に匹敵する降雪量だ。でも、魚沼と違うのは、今日あたりから風が吹き出してきたこと。日本海側特有の季節風が吹き始めてきた。これが吹くと降雪は止まる。代わりに降り積もった雪が凍る。どちらも困ったものである。
 今朝も交通機関はマヒしていたらしい。それでも昨日ほどではなかったようで、我がクラスの生徒は10数名ほど来ていた。でも、相変わらずバス停で待っていても、満員になったバスが目の前を通り過ぎていくらしい。しかも何台も。うーん、がんばってくれよ新潟交通
 ということで、今日も9組と1組での授業である。特編Aになってから、私はこの2クラスしか担当しないので、だいたい毎日2コマ授業があることになる。
 今日は小説と古文の組み合わせでセンター演習を行う。今日扱った問題文は、私にとっては小説が手強かった。登場人物の心情を読み取るのになかなか苦労した。昨日の放課後に、同僚たちの雑談がかまびすしい中で解いていたせいなのかなぁ、文章の内容がちっとも頭に入ってこないのだ。やはりセンター形式の問題を解くのには集中力がいる。40分弱の静寂と集中できる環境がないと、正確な読解はなかなか難しい。
 でも、生徒の出来具合はやはり古文が今ひとつのようだった。そうでしょうね。今回の古文は源氏物語の亜流のような物語で、4人くらいの人物が登場するのにもかかわらず、主語が明確には書いていない。敬語を読み取って、前後関係から主語を確定していかなければならない。いかにも古文らしい問題である。これには生徒は手こずったようだ。
 そこで、今日の解説は古文を中心に行う。敬語に印を付けたプリントを配布し、それを読み取りながら主語の穴埋めをさせていく。そうやって、少しでも主語の確定の仕方を追体験させようというわけである。しかし、相変わらず時間が足りない。説明の途中でキンコンカン、であった。
 来週は様々な都合上、55分授業である。生徒に解かせる問題は1つに絞り、解説を多くしていこう。