特編A8日目

 今日から学校全体としての特編期間が終わり、通常授業に戻る。しかし、3年生はもちろんセンター演習の連続である。LHRを含めて6限まで授業があり、今日は生徒はみっちりセンター演習を5コマこなしたことだろう。
 LHRでは、調査書発行の手順について説明する。本校では調査書の発行にマークカードを使用する。しかし、先週行われたセンタープレテストで、自己採点結果をマークカードに記入させたのだが、この記入にやたら不備が目立った。私のクラスで彼らが提出した報告用紙をチェックしてみたら、半数くらいの者に何らかの不備が見つかった。おいおい、こうした作業にたとい軽微なものであってもミスがあってはいかんぞ! ということで、まずは説教からスタートする。そして、チェックした用紙を返し、修正をさせた上で再び提出させた。どうも彼らは自分で勝手に思いこんで作業を開始し、その間に説明している私の説明を上の空で聞いているふしがある。まずは説明をきちんと聞き、その後で説明と手順文書にしたがって作業を進める、という当然のことができるようにならなければならない。次回は完全にそのプロセスの1つ1つを区切って実行させようかな。そこまでやらないとならないとは少々情けないが。
 演習は我が1組の授業だけ。今日は小説と古文の回である。40分間で解かせているが、そろそろ40分間では時間が余る生徒が出始めた。問題によるのだろうが、もう少し時間を短縮しても良いかもしれない。
 私は生徒からそれぞれの演習での得点を報告させ、それを集計している。その結果では、明らかに評論と古文が弱い。小説や漢文とは雲泥の差である。特に評論が弱いと言える。センター特有の、あれだけの長い文章を、しかも速く正確に読むのはなかなかに大変なことである。しかしそれもコツと慣れなんだけれどね。古文にしてもしかり。読み取るべきポイントを外さないように読んでいくことが必要だ。やはり、自分の読みを自分でコントロールできるメタ認知が大切なんだなぁ。