「利休の死」の授業

 9組での授業。第1段落の途中から第2段落の最初の場面までを読む。
 この範囲には2つくらいの大きな問いが設けられると思う。それを解決するために、内容やあらすじを確認していき、その問いについては生徒に考えさせる時間を設けて、数人に問い、その解答を検討しながらまとめていく。こうしたことをすると、生徒の解答の良さを吸い上げ、さらに足りない部分を補ったりできる。また、生徒の発想で優れたところ、しかし、本文の記述を踏まえるべきことなどを見つけて話をする。非常にスリリングな瞬間である。生徒がどのような発想をして解答をするか、現代文の、特に小説の授業の、一番面白いところだ。これをもっとやっていきたいところだが、何しろ残り時間が少ない。残念である。