「利休の死」の授業

 9組での授業。このクラスは残り時間が少ない。進度を早めにして進めていく。
 第1段落の読解を進める。ここの要である、利休が「今日は何かがやってくるだろう」と確信できた理由について、生徒に考えさせた。まず何もヒントを与えない状態で生徒に指名して聞いてみたが、この生徒は到達すべき解答にかなり肉薄していた。というより、2段階ある説明のそれぞれに少しずつ触れながら答えていた。うーむ、素晴らしい解答だが、やはりまだ本文に即して考えていない。
 そこで、本文の表現を確認しながら、解答に到達するための手順を説明し、解答を示す。小説であっても、いや、小説だからこそ、論理的な思考が必須である。
 第1段落の主要部分は終わった。しかし、残り80%を次の1時間で終えなければならない。やれやれ。