玉鬘の授業

 2組での授業。相変わらず4組を追ってひたすら口語訳を続けている。それでも残り時間をカウントしてみると、予定している進度に大幅に間に合わないことがわかった。これは困った。同僚で、進度に余裕のある方から授業をもらうことにする。おかしいなぁ。こんなに遅れる理由が思い当たらない。2時間くらい足りない。
 今日は、右近が三条に言葉をかけ、お互いがそれと気づく場面である。その際に、三条の太ってしまった姿を見て、右近が自分の容色の衰えを感じ、二人の間に流れた時間の長さを実感するという、なかなか身につまされるところにさしかかる。この箇所で、つい私は先日のWiiFitで計測した体力年齢の話をしてしまう。そうすると話の勢い上、妻の体力年齢のことも話さなければならなくなる……。はい、生徒に大受けでした。まったく、国語教師は家族の秘密をばらしつつ、授業を組み立てているのである。(^^ゞ