「花山院の出家」の授業

 8組での授業。こちらも30日ぶりの大鏡である。生徒に進度を確認したところ、私の予想以上に進んでいた。嬉しい誤算である。
 今日は花山院が内裏を抜け出し、安倍晴明の屋敷前を通り過ぎる場面から始める。ここは安倍晴明が帝の退位を予知したことを帝自身が聞いて「あはれに」思うところが重要ポイントである。その「あはれ」をどう言葉を補って訳すか、考えのしどころであった。生徒はさすがにそこまで踏まえて訳せなかったので、私が解説しながら訳す。このあたりはもっと丁寧に扱いたいところだ。そして生徒の方から「あはれ」についての考えを引き出したい箇所であった。
 ともあれ、授業が始まった。まだまた2コマだけなのだが、今日はひどく疲れた。