夏期講習前半5日目

 やれやれ、やっと前半の夏期講習が終わった。もう死ぬ思いだった。
 前半は火曜日からスタートしたため、土曜日の今日も講習がある。そのため、昨晩も少しだけ仮眠をし、午前2時くらいからずっと講習の予習と準備をしていた。最後の問題がこれまた超難問で、2時間くらい考えても少しも理解できなかった。それが講習開始30分前に内容を見直していたら、あっさり具体例を思いついて、理解が一気に進んだ。人間、やはり太陽の出ているうちに働くべきである。頭脳は決して夜型ではない。
 さて、昨日は本校野球部が準々決勝まで進んでいたので、多くの生徒が講習を自主欠席して応援に行っていた。ずいぶん少なくなった教室で、小説の読解やら評論の解答を短くまとめる方法やらを話していた。
 今日はまた生徒たちが戻ってきた。その中で、この4日間に話した内容を総復習し、また要約問題の扱い方などを話した。朝の5時頃から作り始めたプリントを使って解説をする。いやはや、こんなに苦労する講習は初めてだ。3年前も講習ではずいぶん苦労したが、今年はそれ以上である。何しろ使っているテキストのレベルが違うからね。こちらの用意する内容もそれに応じて準備する難しさが倍増する。
 それでも、講習後に生徒に感想を書いてもらったが、総じて好意的な内容が多く、嬉しかった。やはり、そう思ってくれなければ苦労も水の泡である。