「玉鬘」の授業

 昨日の4組での授業。「玉鬘」に入る。まずは源氏物語の中の玉鬘の位置について説明をし、読みの練習をする。その後、少しずつ口語訳していく。
 教科書に収載されている箇所は、玉鬘一行が右近一行と長谷寺で思いがけぬ出会いをする場面である。相変わらず紫式部の筆致は具体的で生き生きとしている。「夕顔」ほどのスリルはないが、それでも偶然が紡ぎ出す不思議な縁の深さをまた生徒と一緒に感じていこう。