「管鮑之交」&「夕顔」の授業

 2組は「夕顔」の続き。源氏が「名対面は過ぎぬらむ、滝口の宿直申し今こそ。」と宮中を思いやる場面から始まる。このところから、この晩が月が出ていないだろうことが予測されるのだ。平安時代の当時、月も星も出ていない夜はどれだけ真っ暗闇だっただろうか。しかも常夜灯である灯りも消えている。若い源氏の心細さは想像してあまりある。その中で頼りにできるのは自分ばかり。こうした心細さ、そして夕顔たちの取り乱しようを理解して欲しいなぁ。2組は今ひとつ反応が悪く、居眠りをしている者も多いのだが。体育祭の準備で疲れているか?
 4組は今日から漢文に入る。大修館書店の『史記十八史略』という教科書を使っている。これもまたタイトル通りの絞り込みようで、『史記』をたっぷり読める構成になっている。その中から管仲晏子の話を読む予定だ。
 「管鮑之交」を、生徒に音読させ、次に音読練習をさせ、さらに一人一文ずつで指名して口語訳していく。順調に進んでいる。