『学び合い』研究会第1回

 昨日16日は、生徒は模擬試験で苦労していたが(ご苦労さん!)、私は上越教育大新潟サテライトに行って、第1回『学び合い』研究会に参加してきた。
 今回は村松小学校の実践と三条第一中学校の実践が紹介された。この会でも、『学び合い』が学力的にはクラス全体の底上げに効果があることがよく分かった。そりゃそうだろうね。子ども同士でみんなで教え合い、みんなが一つのことを達成するのを目標とするのだから。
 同時に、私がした「『教師が感動するような発見を生徒がすること』は今までの全ての授業も求められていたことであり、もともと授業の目標でもあるのだが、『学び合い』ではわざわざそれをA基準として言語化しなければならないのは何故なのか」という質問に対し、「そもそも『学び合い』が達成している、指導要領で全ての子どもに身につけさせるべき力を今までの授業は本当に身につけさせていたのか、それすら身につけさせていなかったのではないか、『学び合い』はそれを実現している」という解答によって答えざるを得ないのが何となくすっきり来ない。それは問題のすり替えではないのか。私の質問に対し正面から答えず、他の実現できている実績を通して『学び合い』の正当性を主張しているように思う。
 私は『学び合い』の実績に全面的に賛同する。素晴らしいと思う。しかし、今回の研究会に参加して、B基準、A基準というところから何か違和感を感じた。まだ自分自身で言語化できていないので、続けて考えたいと思う。