PTA総会

 本日は日曜日であるのに、本校は月曜日と振り替えて授業+PTA総会である。通常通り出勤しました。例の新型インフルエンザ騒ぎがあるので、マスクを用意して行ったのだが、さすがにマスクをしていろとは言われなかったね。名札を付けろとは言われたが。
 授業は4コマまで。その4コマ目が公開授業となり、保護者に授業を公開する。残念ながらというか幸運というか、私は4限に授業がなかったので、保護者受付にいそしんでおりました。私は公開授業は好きである。いつでも私の授業は見て良い、と思っている。他人の授業を見るのは非常に参考になるし、私の授業は少々型破りなので(とても?)、そこから何らかの参考を得てくれれば嬉しい。

[古典]「無名抄」の授業

 自分の授業は午前中に2コマあった。7組と8組の古典の授業である。今年は一段と進度が遅い。やっと「無名抄」に入ってきた。2週で4コマしかない上に、その内の1コマを漢文に充てているからね。かといって漢文が進んでいるわけでもなし。
 どちらも「無名抄」を少しずつ口語訳させ始める。その時、何となく生徒の雰囲気から、7組では登場人物の詳しい説明は避けたのだが、8組ではその説明をした。実は7組と8組とでは生徒の雰囲気がだいぶ違う。7組は理系クラスだが、「古典は苦手!」オーラをこれでもかと発し続けている。8組は理数科で、理数科は私が3年間入れ替わり授業に出ていたからね、そんなオーラは発していない。そのために、7組の方は説明をできるだけわかりやすく、細かい文法的なことも説明するようにしている。その分、作品の背景説明が割愛されてしまうのだ。
 しかし、8組での生徒の様子から、やはり背景説明は必要だな、と実感した。背景説明はどうしても実感から乖離する説明をしなければならないが(六条源家だの、御子左家だのねぇ)、それでも説明をするべきだ。生徒に分かるものだけを提供するのが授業ではない。授業は生徒が分からないものも提示すべきだ。そして生徒に、「それは何だ?」を思わせ、「知りたい!」という思いを抱かせるようでなければならない。そう考えると、必要な説明はやはりすべきだねぇ。

学年保護者会・クラス懇談会

 授業の後、総会、そして学年保護者会と続く。今年も進路担当のH教諭のスピーチが絶好調であった。彼はわかりやすい説明をユーモアも込め、じんとくる内容も織り込みながら、話をすることができる。いやはや、たいしたものだ。おかげで、その後に話をした私はやりにくいったらありゃしない。
 最後はクラス懇談会。我が1組には18名ほどの保護者の方が参加してくださった。最初に担任・副任の紹介、クラスの様子を紹介した後、保護者の方から一人ずつ話してもらう。これがおもしろい。「今悩んでいること」というお題を出して話してもらったのだが、様々な心配がある。しかし、全員が話してくださると共通する心配も出てくるので、それがそのまま参考になってくる。我々も少しずつコメントをするので、それがまた参考になってくれればありがたい。
 ということで、予定時間を15分ほどもオーバーして、何とか終わりました。