「夕顔」の授業

 今日の私の授業はこの2組での授業のみ。2組は4組と比べて非常に遅れているので、本来今日は授業のない日なのだが、昨日試験のためにつぶれたものが復活してきた。助かった。でも、この時間割を組む教務は大変だろうな。
 授業はようやく源氏がなにがしの院に到着する場面である。源氏と夕顔が歌を詠み交わす。男と女の気持ちの擦れ違いである。よせばいいのに、2週間前の4組での授業を思い出し、その日の朝に起こった我が家での夫婦げんかの話をしてしまう。生徒には大受けしたのだが、何もそこまで家庭の恥をさらさなくてもいいのにね。本当に、授業にかけてはサービス精神満杯の私である。
 教科書にして8行くらいの長さの箇所だが、意外にゆっくりと進んでしまった。贈答歌の解釈を終え、男女の気持ちの擦れ違いを確認したところでちょうどチャイムが鳴ったという感じ。ああ、もっと授業をしていたいなぁ。生徒は疲れるだろうけれど。