「無名抄」の授業

 7組での授業。今日は3コマ授業があったが、その3コマとも種類が違う。なかなかハードな日程である。
 7組は理系である。昨年、私は理系で現代文を教えていたので、理系で古典を教えるのはこの学年では初めてである。そのせいか、生徒の温度が低い。文系のように打てば響くようなレスポンスの良さが感じられない。非常に重い。のっそりとした感じで動こうとする。これを、せめてこちらが打てば即座に反応できるような態度に育てていかなければならない。なかなか難しそうだ。前に持っていた学年では、私が理系を中心に持っていたので、理系であってもかなり打てば響く程度には仕立てていた。今回の学年の理系は大きな目標ができそうだ。
 「無名抄」は何しろ敬語が難しい。そこで、音読をした後、敬語だけを取り上げて学習させる。生徒にプリントをやらせたり、生徒同士で問題に取り組ませたり、教え合わせたりして敬語を少しでも理解させようとしてみた。
 古典の解釈について必要な事項を整理し、少しずつでも理解させたいものだ。