頼もしい新3年生

 今日は対面式、LHR、そしてさっそく3コマの授業が行われた。それらの一つ一つに、新3年生の頼もしい姿が見られた。

対面式

 新1年生を迎えての対面式である。例年ここでは生徒会長が在校生を代表して新1年生に挨拶をする。この挨拶が、これまた例年奇抜なパフォーマンスを行うのだ。今年は何が起こるかと思っていたら、突然ハードボイルドな音楽がかかり、生徒会長がもう一人と一緒に布で顔を隠し、これまたある一人を連行するような形で登場した。シチュエーションがよく分からないのだが、要するに連行された者が持っていた「未来の書」を奪い、それを新1年生に見せると、そこには「白紙」。つまり何も書かれていない。そこで、「君たちの未来は君たち自身が創るのです。」というくさいセリフが続く。いいねぇ、私はこういうくさいセリフが大好きなのです。そんなこんなで、対面式は終わった。なかなか今年も楽しめた。

LHR

 次は我が3年1組の最初のLHRである。この時間ではクラス役員を決める。その前に、私は彼らに自己紹介をさせる。名前を述べるだけの簡単なものにさせ、その後で私のクラス開きの必須アイテム、「偏愛マップ」の登場である。
 これは自分の好きなものをマップ上に書き、それを名刺代わりにして相手と交換し、お互いの趣味やら共通する話題やらを交換するわけだ。マップには「好きな作家」「好きな音楽」「好きなTV」「行ってみたい場所」「好きな言葉」などなど、8つくらいの項目がある。それを書いて、相手の趣味趣向を知ることが出来る。生徒に書かせた後、さっそく交換会に入る。あっという間にワイワイと話が広がり、多くの共通話題を確認していたようだ。私も数人の生徒と交換した。また、副任の二人が来ていてくれたので、彼らにも参加してもらい、生徒たちとマップを交換していた。
 このようにしてお互いを少しでも知った後、次はクラス役員を決める。
 まずは級長、副級長の選出である。これはぜひ立候補をして欲しかった。そう、前日にも話をしておいた。しかし、これが難航した。しばらく誰も手を挙げず、少し近くで話をさせてもなかなか出なかった。次善の策を少しも考えていなかったので困っていると、ついに女子が2人名乗りを挙げてくれた。昨年の私のクラスの生徒たちである。嬉しかったね。
 これを機に、とんとんと役員が決まっていく。他の役員は早い者勝ちで名乗りを挙げさせ、これでクラス役員は決まった。
 次は応援歌リーダーと連合長、副連合長の選出である。応援歌練習がもうすぐ行われるが、そのリーダーを5人選ぶ。きっと難航するだろうと思っていたが、これまたすんなりと決まった。やりたい生徒はいるのだね。5人がすぐに決まった。次に連合長と副連合長の選出である。これまた、副連合長になる女子がすぐに手を挙げてくれ、連合長も少々躊躇していたが、すぐに決まった。いやぁ、大したものだ。2,3日の時間は必要かと思っていたが、LHRの時間内ですべて決まって、ほっとした。
 教務室に帰ったら、もっと早く決まっていたクラスがあったという。うーむ、上には上がいる。

授業開始

 3コマの授業が行われた。しかし、時間割のマジックで、私は今日は授業がなくなってしまった。私のデビューは金曜日までお預けである。
 その間、授業準備やら明日の実力テストの準備やらを行う。