「永訣の朝」の授業

 3組での授業。今日は「永訣の朝」の読解プリントを生徒に配り、それを生徒に取り組ませた。やり方はこうである。

  1. 3〜5人のグループを組ませる
  2. 最初に個人で読解プリントに取り組ませる
  3. 次にグループ内で各自のプリントの意見を回し読みをさせる
  4. 友人の意見の中で良いと思ったものに丸をつける
  5. グループの中で話し合い、グループとしての代表意見を各設問ごとにまとめて、提出用紙に記入する

 このように、個人の意見をグループで検討させようとしたわけだ。
 しかし実際には、このクラスは最初にグループを組ませて机を向かい合わせた際に、すぐにグループの中で意見交流が始まった。個人としての意見をまとめる前にグループ内での活動が始まってしまったわけだ。予定からは外れたが、これはこれで悪くない動きだったので、そのままにさせた。
 結局50分間ほど生徒に自由に話し合いをさせ、まとめさせたことになる。でも、課題に積極的に取り組んでいたし、最初は非協力的だった生徒もグループ内での話し合いが進むと自然と巻き込まれていったりして、なかなか良かった。クラスのメンバー同士がよい関係ができているんだね、このクラスは。
 グループ作業をさせると、クラス内の人間関係の状態が浮き彫りにされる。このクラスは非常に素直に作業に取り組んでくれる。
 あすの授業で、今日の内容をどう発展させるか、一苦労だけれどね。