明日は土曜講習

 というわけで、明日は土曜講習がある。私は引き続き現代文を1コマ担当することになった。生徒には冬期講習の継続で、評論をやるとアナウンスしていたのだが、冬期講習の最後にとった生徒の感想を読んで、ひとつ小説の解き方の解説に挑戦しようと思い、今回は急きょ小説を2回にわたり取り上げることにした。
 小説は評論と比べて余りはっきりした解法というものはない。評論は「二項対立」による二分法という強力な解法がある。しかし、小説問題に関しては、そこまで明確な二項対立は存在しない。登場人物を主人公側とそれに影響を与える人物という2つに分けることは出来るが、それが対立するというわけでもない。なかなか扱いが難しい。
 今回の講習もそうした点を踏まえて、問題を解く際の着眼点を説明する、ということになりそうだ。評論に比べると歯切れは悪くなるが、仕方ないだろう。
 しかし、そのように説明しようとしている内容を踏まえて、問題を自分で解いてみるのだが、著しく正答率が悪いんだよなぁ。自分自身もまだまだこの着眼点に習熟していない、ということか。