ドラえもん「のび太と緑の巨人伝」

 昨日借りてきたDVDを家族皆で昨晩観ていた。
 うーん、なんだぁこりゃ?の連続である。私は実はドラえもんの映画が好きである。いつもはけんかばかりしているのび太ジャイアンスネ夫等が協力して困難に立ち向かうという設定が好きなのだ。少年の成長が見られる良いパターンである。それで今回の最新作も期待を持って子どもと一緒に見ていた。
 ところが、いきなりの???である。最初から見ていなかったせいもあるが、キーパーソンである「キー坊」が何者なのか、どこから来たのか、何のために出てきたのか、最後までわからなかった。それに何となくハッピーエンドで終わったのだが、そのハッピーエンドに至る過程がちっともわからない。そもそも、この映画は個々の細かい描写や登場人物の細かい表情の変化の表現にばかり重きを置き、それに頼りすぎている。ともかく、話が進行していくその理屈がちっともわからなかった。おいおい、こんなのを子どもに見せていいのかい?
 ということで、楽しみにしていたDVDは全く訳がわからないまま終わった。まあ、子どもたちはそもそも訳がわからないのだから、それなりに楽しんでいたようだが。でも、そんなんじゃいかんでしょ!