冬期講習2日目

 今日は「近代」がテーマの文章を扱う。しかし、「近代」というのはいかにも広すぎるなぁ。今までずっと「近代批判形式」を説明してきたので、「近代」はあまりに様々な内容を含んでしまう。そこで、「科学技術」に絞って生徒にブレイン・ストーミングをさせた。これは、講習の最初に、そのテーマに関するキーワードを出させ、それをできるだけ「正の面」と「負の面」とに分け、できれば正・負を対応させよう、というワークだ。3人ほどに指名してキーワードを出させた。これがたくさん出てくることが大切なんだなぁ。
 その後、問題文の一部を使って二項対立を意識しながら文章構造を確認していく。今回の文章はエッフェル塔のエレヴェーターに関する考察である。これが、機械による自動上昇と人間の肉体による登攀の2つに対立させながら文章が進んでいく。それを意識させるのが目的である。
 その後、問題の解説。解法と一緒に説明する。今日の設問はやや単純なので、比較的早めに終わる。そこで、生徒に添削用の原稿用紙を配り、希望する生徒に問題を1問書かせて提出してくれたら、私が添削をする、と説明する。今日は2人が用紙を提出した。