「永訣の朝」の授業

 もう一つの至福の時、「永訣の朝」の授業である。4組での授業。このクラスではもう少し「こころ」で説明すべき部分が残っていたので、まずはそれを片づける。このクラスは時間が十分あったせいか、「こころ」をじっくり説明できたなぁ。満足である。
 およそ半分ほど時間がたって、「永訣の朝」に入る。といっても、昨日の9組と同じく、宮沢賢治の生涯と文学の説明と「永訣の朝」の背景説明がほとんどである。宮沢賢治の他の作品名を聞いてみたが、やはりほとんど答えられない。「銀河鉄道の夜」は国語便覧に紹介されているので、それ以外、としたのが痛いのかなぁ。それとも、「銀河鉄道の夜」自体あまり読んでいないのだろうか。作品名は有名だが、実際に読んだことがないという作品は多いしね。「銀河鉄道の夜」くらいは是非読んでほしいなぁ。今度、縮小コピーのプリントで配ってやろうか。「青空文庫」でテキストが公開されているだろう。
 宮沢賢治について説明した後で、「永訣の朝」を私が1回朗読する。喉がだいぶ慣れてきたせいか、私にしてはよい声が出た。私の朗読だけでなく、生徒にさせたいんだなぁ。しかも、生徒たちが内容を理解した上で。そうすると、やはり群読だねぇ。