「こころ」の授業

 4組での授業。といっても、今日は昨夜3時半までかかって採点したテストを返却する。
 その際、夏目漱石についての設問の出来がきわめて悪かった。これは、他のクラスでも同様である。私は授業では特に取り上げず、国語便覧をよく読んでおくようにと指示しておいた。どうやらそれだけでは不十分だったようだ。そこで、急きょ明治から大正にかけての日本文学史の概要と夏目漱石の作品について解説をする。これらの内容は私の頭の中に入っているからね、いつでもどこでも取り出せる。坪内逍遥から始まって、漱石の小説群まで、ざーっと説明した。せめて作家名と作品名くらいは選択肢で選べるようにして欲しいなぁ。