若紫の授業

 6組と7組での授業。どちらも若紫の後半を快調に口語訳していく。特に7組はすいすいと口語訳が進み、すでに後半に入ってからの2段落の訳が終わった。ちょっと早すぎるかな。あまりに快調すぎて、少々不安である。もっとも、口語訳などは文法事項を駆使して正確に訳していければそれで良い。後はそこから、本文を深く読み取ることができるかどうかだ。若紫においては、源氏が若紫を見いだす過程、彼が藤壺を思い出して涙する理由、尼君の和歌の解釈、などが正確に理解できることが必須である。それらのために、口語訳をさくさくと進めているようなものだ。
 源氏物語の後は漢文に行き、鴻門之会を読む予定である。今日、少し鴻門之会の本文やその前後の文章を読んでみた。いやぁ、漢文は良いねぇ。このリズミカルな文体がたまらない。こちらもじっくりと読み進めたいものだ。