文化祭2日目

 今日は一般公開の日である。私はまず茶華道部のお茶会へ行った。2年生で昨年私のクラスだった生徒がお茶を入れていた。よしよし、こちらも順調に成長しているね。
 その後は我がクラスの映画を大画面で観る。視聴覚ホールでの上映を彼らは確保したので、そこでじっくりと観る。いやぁ、楽しかった。しっかりとまとまっていて、適度に笑いもとれている。もう一つの犬が出てくる作品もこれまた小物ながら良い出来だ。私のクラスに新海誠さんと知り合いだというすごい奴がいて、彼が新海さんの作品を元に脚本を書いたものだ。なるほど、良い作品である。写真をつなぎ合わせての映像なのだが、犬の表情やそのアングルがなかなか秀逸である。次回作の予告編だという「七人の丈夫」にも期待がかかる(なんてね)。
 その後は書道部の巨大書作に立ち会う。今年は珍しく天候に恵まれ、日差しが降り注ぐ中での巨大書作である。今年は宮沢賢治の「雨ニモマケズ」を16名で書ききった。バックの曲はホルストの「惑星」より「木星」。時間的にも余裕を持って、彼らは書ききっていた。これで4回観たことになるが、やはり書き終えた後は感動する。目の前で巨大な書が完成しつつあるのを観るのはなかなか優れたパフォーマンスだ。ぜひこれからも続けて欲しい。
 その後、家族が来たので彼らと一緒に回る。子どもが小さいのでいきおい出店系を回ることが多くなり、2年生の他のクラスの映画はもう観られなかった。その代わり、1年生のお化け屋敷やら2年生の出店などを満喫した。私の子どもたちは私と似ているでしょ?
 最後に吹奏楽部の演奏会を聴く。実は初めてである。今年になって私のクラスに吹奏楽部員が初めているからね。会場がアリーナのせいか、今ひとつ音が広がらない感じがする。最後にアンコールで演奏した曲はエネルギッシュで良かったなぁ。金管が良く聞こえてきた。緊張がほぐれたせいかな。最初からあんな風にガンガン吹けばいいのにね、と思った。
 さあ、これで文化祭は終わりである。楽しみにしていた行事が立て続いたが、それもすべて終わり。学校長の言葉を借りれば、「ハレ」の行事は終わって日常である「ケ」に戻る。「ケ」の部分は地味だが、最も基礎的なこと。ここの部分をしっかり過ごして欲しい。