若紫の授業

 今日は授業変更があったため、7組のこの授業1つだけであった。口語訳は昨日の続き。淡々と進めていく。
 今日は聖が源氏に対して祈祷を行う場面と、その北山のたたずまいが描写される場面である。若紫が見いだされるこの北山はつづら折りの坂道が続き、そこに小ぎれいな屋敷や廊が並び、小柴垣が巡らされている。この風景は何となく修学院離宮での光景を思い出させる。こちらでも小高い丘の上から離宮の様子や京都の町並みが見渡せた。物語の舞台である北山はこちらよりはもっと高い場所にあるだろうが、光源氏が見たであろう光景を何となく彷彿とできて良いものである。
 生徒はこの離宮を訪れることはできないのだよね。桂離宮は確か未成年者は観覧不可だったと思う。その理由は何なのだろう。高校生くらいなら良いと思うのだが。