若紫の授業

 8組と7組での授業。この2クラスはほとんど同じ進度である。今日は源氏がわらわ病まじないに聖の元へ出かける箇所を読んで口語訳した。
 たいして説明すべき部分もない箇所なのだが、生徒に訳させながら確認していくとやはり時間がかかる。でも、ほとんどの生徒はきれいな訳をする。明らかに何かの訳を参考にしているような訳し方だ。それでも時々、その場で必死で訳してそれでいてまあまあの訳をする者もいる。そうそう、そうした力を私はつけたいのだよ。一聴するとたどたどしい訳だが、しかし生徒が必死に文脈を読んで類推し、文法事項を駆使して訳している訳文だと分かる。これでなくては。