評論の授業

 3組での授業。川田順造の「記録すること、表現すること」という評論の1時間目。そこで、この文章の構造を図示するということを先に説明する。今日の授業の目的は最初に知らせるべきだと思ったからである。4組では途中から切り替えたようになったからね。
 全文の音読をする。1段落1人に割り当てて指名して読ませるのだが、もちろん良く読める方だと思うけれど、それでもすらすらとつかえることなく読める生徒が少ない。漢字の読みというレベルではなく、ひらがなが続く箇所での単語分けが瞬時にできないのだね。読み直す者が多かった。現代文の音読・朗読ということもこれからの重要な学習課題になるかも知れない。
 さて、図示の説明の後で文章構造を図示するよう指示する。前に書いたかな。

  1. 各段落でその内容を一番よく表す部分1箇所に傍線を引く
  2. その部分を端的にまとめたことばを四角内に書き、その四角を1段落と考えて、図化する
  3. 段落ごとのつながりを読み取り、そのつながり、文章の流れ・構造を図示する

というような流れで作業を行わせる。
 ちなみに私が作っている図をお示ししよう。まだ作業途中なので未完成だが。

 文章構造を図示する、ということが少しはおわかりいただけたでしょうか? (^_^)
 生徒は一生懸命に取り組んでくれたのだが、やはり時間内では終わらなかった。図示の最初としては、この文章は手間がかかるからね。