第1回読書レポート

 今年度も読書レポートをそろそろ始めようと思っている。今年最初の課題図書は以下の2冊である。

高校生のための哲学入門 (ちくま新書)

高校生のための哲学入門 (ちくま新書)

李陵・山月記 (新潮文庫)

李陵・山月記 (新潮文庫)

 『高校生のための哲学入門』は学研の進学情報誌に載っていたレビューを参考にした。内容は多少難しいが、語り口は平易である。高校生にこれらのことを一度は考えて欲しいなぁ。
 『李陵・山月記』は現代文で扱っている作家のものである。
 私が高校生の時、恩師が「山月記」を教えてくれた。残念ながらその授業の内容は全く覚えていないが、恩師は説明が一通り終わった後で、この『李陵・山月記』の文庫本をクラス人数分持ってきてくれて、我々に1時間中それを読ませてくれた。その時に「李陵」を読んだのだが、その読書が強烈に印象に残っている。普段あまりやらないことなので印象に残ったのか、それとも「李陵」という作品の力なのか。ともあれ、そんなことを思い出させる本である。生徒にも同じような経験を与えたいなぁ。