植物の不思議

 連休初日はよく晴れた。あまりに晴れが続くので、今朝は家の前のわずかな植え込みに水をやる。ツツジヤマボウシが植わっているのだが、葉を一杯に茂らせている。ほんの半月ほど前はまだ1つも葉が出ていなかったのに、今はもうこんなに葉が茂る。ヤマボウシは小さな花をつけている箇所もある。季節は巡ってくるのだなぁ、自然は再び息を吹き返すのだなぁ、と我が家の小さな植え込みに自然の摂理を覚えたりする。これがもっと自然が多い所ではもっと圧倒的だろうね。鉢植えにしていて、もう完全に枯れたと思っていたオリヅルランから新芽らしき緑が少し顔をのぞかせている。うーん、こいつの生命力の強さには恐れ入る。昨年も、もはやダメだろうと思っていた枯れ株から素晴らしい新芽が出てきていた。少し日向に移して、変化を見守るとしよう。はい、私も結構植物が好きな年代になってしまいました。若い頃は、親たちが毎日飽きもせず庭の植物の手入れをしていたのをどうにも理解できなかった。あんなことをして何が楽しいのだろう、といつも思っていた。しかし、人は年齢に連れて目が届く対象が変わるのかしらね。植物は、手をかけてやればそれに忠実に応えるということをここ数年の間に知った。それからは植物に手をかけるのが結構好きになったのだ。なかなか本格的にいろいろなことができないのが残念だが。