加藤周一の文章の授業

 3組での授業。昨日の9組と同じ内容を展開する。しかし、今回は昨日の反省を踏まえ、文章のどこをまとめるべきなのかを最初に確認した上で、3段落の一つ一つの主張をまとめるよう指示した。そのせいか、指名して黒板に書かせた生徒の文章の内容は非常に理解度の深いものであった。特に第3段のまとめでは、なかなか気づきにくい、科学との対比という図式を指名した2人の生徒のどちらもが、その図式を盛り込んだ文章を書いていた。これはたいしたものである。ただ、「第3段では、色塗りをしなかった箇所以外の部分も盛り込まないと主張をまとめた文にならない」と言っただけで、具体的に何がどうとは指示しなかったのだが。うーん、たいしたものだ。
 ということで、今回の主張のまとめは非常にスムースに進んだ。第3段以外は、生徒の書いたものをいくつかつなげるだけで良かったし、第3段も、生徒の内容を踏まえた上で解答例を書いて提示できたしね。