授業開き

 早速8組での授業が始まった。今回はまず、昨年1年間に何を学んでいたのか、そしてそれをどの程度覚えているかを、マップを描かせて確認させた。

 「古文の作品」「古典文法」「漢文の作品」「漢文の句法」という4本の枝に、現時点で思いつく昨年の授業等で学んだことをマップに描き表させる。20分ほど描かせたろうか。その後、友人と確認させる。そして、マップに描かせたものを木の実と考えて、それを支えられるだけの太さの幹を描かせ、マップ全体を囲むように葉の茂りを描かせる。その幹の太さ、葉の茂りの広さが生徒一人一人の「古典の力」である。生徒のマップを見ると、「漢文の句法」が驚くほど薄い。彼らは句法がほとんど定着していないようだ。これは困ったね。今年の課題が一つ見えた。古典文法と同じようにして、漢文の句法を覚えさせる。これが今年のテーマの1つである。

 その後、今後1年の授業の進め方を説明し、古典文法の基礎の基礎をもう一度確認して終わった。ふう。古典の授業はいつも比較的イメージがしやすいのだけれどなぁ。