「水の東西」の授業

 7組と8組での4時間目、最後の授業である。9〜11段落にかけては、この文章の要となるところだが、分析して分かったけれど、かなり論理に飛躍がある。それを補いながら読解していくので、意外に時間がかかる。さすがに、この文章は「随筆」である。
 読解作業をすべて終えた後で、生徒たちに「○○の東西」という題で小作文を書かせた。この文章は「水」をモチーフにした比較文化論である。それならば「水」以外でもできるでしょ? ということで、生徒に考えさせるのである。
 私からは「野球の東西」を作例として示した。そして、次の3点を入れることとする。

  1. タイトル
  2. 自分の選んだ題材の、日本と西欧との違いを説明する
  3. その違いの理由を、自分なりに考察する

 こうすれば、ある程度説得力のある文章が書けるはずだ。
 7組は時間があまりなくて、十分にこの作業に取り組ませることはできなかった。8組はある程度時間があったので、半分程度の生徒が提出してくれた。これから読むのが楽しみである。