「水の東西」の授業

 7組での2時間目。前回で急ぎ足だが全体の構成について確認ができたので、今日は内容に踏み込んでいく。しかし、結局プリントに示したいくつかの問題を単発に解答するだけの授業になってしまった。かろうじて生徒の答えに関連づけて芭蕉の俳句を紹介する時に、「古池や○○○飛び込む水の音」には何が入る? と聞いて、生徒の興味を引くことができたくらいか。個々の問題は全体の展開を念頭に置くことにより理解しやすくなるし、またその個々の問題を考えることにより全体の展開を再確認していく、という作業をしたいのだが、そのような形にはならなかった。残念。ちょっと今回はプリントの開発に失敗したかな。
 しかし、評論の読解は基本的に「批判的な読み方」でいいと思う。筆者は何を言おうとしているのか、そしてそれは妥当性のあるものなのか、それを常に問いつつ、自らの頭を働かせて行くものでありたい。そんな授業を展開したいものだ。