「水の東西」の授業

 8組の「水の東西」の1時間目。「水の東西」の文章構造を読み取る内容である。
 まず、各段落のそれぞれの内容を最も表している部分を抜き出して、用意したプリントに書き込ませる。それを、生徒に指名して黒板に書かせる。
 それを見ながら、書き出されたものの中でキーワードとなる語句を指摘させる。「水の東西」なのだから、日本と西洋とに関連する語句を指摘させる。そしてそれを、日本については○で、西洋については□で、色も別にして囲んでいき、矢印でつないでいく。これで、日本と西洋との対照がどのようにつながっているのかが分かる。
 次は、こうして囲んだキーワードをマップ風にまとめていき、文章構成図を描かせる。生徒は自分なりにいろいろ工夫していた。これは、私が作例を板書して示す。
 最後に、この文章の要旨を文章で書かせる。
 何とかマップを描かせたいと思って、この授業を考えた。いきなりマップを描かせても生徒はできないので、マップに表現する材料となるキーワードを示していく、という方法を考えたのだ。まあまあうまくいったのではないかな。